マンションの資産価値を高めるための3つのヒント

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日本は人が住める土地が少ないため、マンションの方が多いのではないかと思ってしまいますが、国全体で見ると、実は一戸建てとマンションなら一戸建ての方が多いという調査結果が出ています。しかし、東京や大阪といった大都市圏では、やはりマンションが一戸建てよりも多くなります。

では、マンションは実際のところ、どれくらいの戸数があるのでしょうか。2018年末時点で、マンションストック総数は650万戸あります。さらに新築マンションも次から次へと竣工されていますから、数あるマンションの中から自身が所有するマンションに住んでもらうためには、そのマンションにしかないような付加価値を提供する必要があります。

ここではマンションの資産価値を高めるためのヒントをご紹介します。マンションの資産価値を高めるためには、現在の住民やこれから入居する人のニーズを満たすことが重要です。

ヒント1:防犯設備の充実

誰もが気になるのが防犯設備です。防犯設備が充実しているマンションであれば安心感があるため、竣工から多少年数が経過していたとしても有利に働くでしょう。防犯カメラの増設や防犯灯の設置、余裕があるのであれば大規模修繕をしてオートロックにするのも良いでしょう。

ヒント2:新4K・8K放送への対応

防犯設備は十分整っているマンションの場合は、他の設備に力を入れても良いでしょう。インターネット回線や無線LANの完備は今や珍しくありませんから、発想を変える必要があります。

おすすめは、2018年12月から放映が開始したばかりの「4K・8K放送」への対応です。実は、4K放送は今までの放送とは違う電波を使っているため、番組を見るには専用の機器が必要となります。

4K放送の中でも特に「新4K8K放送」と呼ばれるものは、従来のテレビアンテナでは受信できないため、受診機器の設置が必要となります。受信方法は、光回線を用いる、共同受信アンテナの設置、ケーブルテレビによる対応などが挙げられます。

マンションへの4K放送導入工事に関することは、スカパーJSATに相談することをおすすめします。こちらで光回線を用いる導入を行えば、4K8K放送だけではなくスカパー!にも対応することになるため、資産価値がさらに向上します。

ヒント3:住みやすさの向上

資産価値を高める、というと「流通価格の向上」を思い浮かべてしまいますが、それだけではありません。より多くの住民が住みやすさを感じ、愛着を持って定着してもらえることも重要です。

特に都心部では人づきあいが希薄と言われています。だからこそ、住民同士のコミュニケーションの場を設けることが重要です。住民たちが主体的に自分たちの住むマンションについて考えることが、住みやすさの向上にもつながります。この考えを「住民経営」と言います。

住民経営については、不動産大手M社の分譲マンションの例があります。そこでは、マンション完成時に入居者一人一人に植林をしてもらい、その後住民ボランティアが率先して管理を行い、40年が経過した今、その分譲マンションを象徴する豊かな森となっています。

他にも、入居者挨拶会やイベントの開催など、住民同士のコミュニティ作りを積極的に行っています。

マンションの資産価値を高める方法は今回挙げたものだけではありません。可能であれば実際に住民のニーズを調査し、より強く求められているものから着手すると良いでしょう。

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